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百部根(びゃくぶこん)について

 百部根(びゃくぶこん)はビャクブ科のビャクブ、タチビャクブ及びタマビャクブの肥厚した塊根を乾燥したもので、味が甘・苦、性が微温です。
 古人は“百部は慢性・急性の種々の咳嗽に使用でき、とくに慢性咳嗽に適しているが、肺熱による急性の咳嗽や痰をともなう呼吸困難にも用いてよい”として言い伝えがあります。
 漢方では、抗結核作用・鎮咳作用・殺虫作用・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用があり、百日咳・蟯虫症・肺結核・シラミの殺虫と止痒などに用いられます。日本では「しらみひも」といってこの百部の茎を縫いこみシラミやノミの予防に用いられました。